輪島海女採りさざえ
天然さざえは鮮度抜群
輪島市の海女漁は、400年にわたって受け継がれる自然と共生する里海の文化であり、世界農業遺産「能登の里山里海」の重要な構成要素の一つになっています。
また、平成30年3月8日には、「輪島の海女漁の技術」の文化的価値が高く評価され、国の重要無形民俗文化財に指定されました。
この海女漁で獲る天然のサザエが「海女採りさざえ」です。輪島海女採りあわびと同様に、主漁場は輪島港の沖合48キロの舳倉島周辺で漁獲されます。
海女採りさざえは、「海女が手で一つ一つ丁寧に採っているため身にキズが少ない」「角(つの)が長く、とても見栄えが良い」、「流れの速い海で育つため、海藻やフジツボなどの付着物がなく殻の表面がきれいで砂噛みも少ない」という特徴があります。
なお、県内では海女採りさざえ以外に、能登町や七尾市、志賀町などでもサザエの水揚げがあります。