くわい
地上から出る大きな芽、正月料理に使われる「めでたい」食材
くわいは、湿田で栽培され、地下にもぐって伸びる「ほふく茎」の先端が肥大してできる塊茎(かいけい)を食用とします。加賀藩第5代藩主前田綱紀が産業・農事の奨励に力を入れ、河北郡字御所・小坂地区(現金沢市)でくわいの栽培を始めたのが始まりです。羽咋市の神子原地区が県下最大の産地で、平成12年には住民参加の夢づくり推進協議会を発足させ、新たな需要の創出、付加価値を高めた商品づくりに地域ぐるみで取り組んでいます。金沢市産は平成14年に加賀野菜に認定され、羽咋市神子原地区産は平成19年に能登野菜に認定され、それぞれ生産振興を図っています。
主成分がデンプンで、アスパラギン、ベダイン、コリンなどの成分を含み、その他カリウム、ビタミンB群、リンを含んでいます。またタンパク質は、さつまいもの約4倍、さといもの約2倍と豊富に含まれています。
主な産地
羽咋市、金沢市
旬の季節
11月下旬~12月下旬