能登とり貝
波穏やかな七尾湾の恵み
春から初夏に旬を迎える七尾湾産のトリガイは、身が大きく肉厚で上品な甘みが特長で、市場から高い評価を得てきましたが、年によって獲れたり獲れなかったりという豊凶の差が激しく、安定供給が難しいという課題を有しています。
このため、質の良いトリガイを安定的に市場に提供するため、県水産総合センターが平成22年度から5年の歳月をかけて、稚貝の供給や育成技術を開発し、平成27年度から「能登とり貝」として市場へ本格出荷しています。今では、県内はもとより、首都圏においても肉厚で甘みがある能登とり貝の品質の良さに対する認識が広がりつつあります。