たけのこ
石川は日本最北の大規模産地、雪の下でじっくりと味を凝縮
大規模な産地としては、日本で最も北に当たる石川県。出荷も鹿児島県では1月ごろから始まるのに対し、石川県は4月中旬と少々時間差があります。栽培の歴史は古く、江戸時代中期に加賀藩士だった岡本右太夫が、江戸から持ち帰った2株の孟宗竹(モウソウチク)を植えたのが始まりといわれています。その後産地を広げ、今では関東や関西にも出荷される石川県の特産品となりました。金沢市内川を始めとする産地は雪深い地区が多く、冬の間地中でゆっくりと育つため、旨みが濃いたけのこになるのだとか。アクが少なく、やわらかく、みずみずしいのも特徴です。